連合農学研究科1年の山下純平さんが日本哺乳類学会優秀発表賞を受賞

掲載日2025.09.04
ニュース

2025年8月22日~8月25日に開催された日本哺乳類学会2025年度大会において、連合農学研究科地域環境創生学専攻 地域資源?環境管理学連合講座1年の山下純平さん(指導教員:江成広斗教授)が日本哺乳類学会優秀発表賞を受賞しました。

本賞は2008年度より設けられ、日本哺乳類学会優秀発表賞規定により、毎年の日本哺乳類学会大会において、優れた研究発表を行い、今後の研究の発展が期待される会員に授られます。

発表題目

クマ鈴やラジオは野生動物との遭遇回避に有効か:捕獲圧の異なる地域における音声再生実験による評価

受賞者

地域環境創生学専攻 地域資源?環境管理学連合講座1年
山下純平さん

研究内容

近年、大型哺乳類による人身事故が社会問題となっています。人身事故に繋がりやすい突発的な遭遇を回避するため、ラジオやクマ鈴が使用されているものの、有効性の評価は行われていませんでした。そこで、カメラトラップと接続したスピーカーから人の声やクマ鈴の音を再生し、クマ、イノシシ、シカの逃走確率を評価しました。その結果、3種すべてで人の声への逃走確率はクマ鈴より高かったことから、クマ鈴の使用に加え、ラジオを使用すること、会話しながら歩くことも重要であることを明らかにしました。

本件に関する問い合わせ先
岩手大学大学院連合農学研究科  連合大学院グループ   
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